日本地球化学会年会要旨集
2023年度日本地球化学会第70回年会講演要旨集
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S2 変わりゆく極域:地球化学から見えてきたこと
東南極沿岸における海洋堆積物間隙水の地球化学
*尾張 聡子板木 拓也菅沼 悠介石輪 健樹清家 弘治
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キーワード: 東南極, 堆積物コア, 間隙水
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p. 211-

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抄録

第61次日本南極地域観測隊では、砕氷船「しらせ」を用いて、初めて本格的な採泥観測が行われた。海底堆積物コアは東南極沿岸のトッテン氷河沖とリュツホルム湾沖にて採取されたのち、日本へ輸送され、半割された状態で産総研にて約二年間、冷蔵保管された。本研究では、東南極の棚氷の成長・溶解に伴う海底間隙水環境への淡水・汽水の流入記録が残されているかを明らかにするために、二年間保管された堆積物コア試料から、スクイーザーと遠心分離機を用いて間隙水の抽出を行った後、イオンクロマトグラフィで主要溶存成分の濃度を測定した。本研究では、二年間の保管による蒸発や試料の変質の影響や、東南極沿岸の棚氷の成長・後退に伴う海底環境への淡水・汽水の流入影響について紹介する。

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