日本地球化学会年会要旨集
2023年度日本地球化学会第70回年会講演要旨集
会議情報

G2 環境地球化学・放射化学
湖水溶存有機物の分子サイズ別生分解速度の分布とモデル化
*山口 保彦霜鳥 孝一中村 光穂早川 和秀
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 24-

詳細
抄録

水圏環境中の溶存有機物(DOM)の特性・動態については、分子サイズと生分解性が関連する傾向がこれまで明らかになっているが、両者の詳細な対応関係や、関係性のメカニズムについては、依然として謎が多い。本研究では、琵琶湖の様々な地点・水深・季節における天然湖水DOM(合計17試料)について、長期生分解実験(400日以上)を実施した。時系列試料のサイズ排除クロマトグラフ-全有機炭素計(SEC-TOC)分析から、分子サイズ別にDOM生分解速度を推定した。高分子および低分子の溶存有機炭素(DOC)の分解速度定数を、SEC-TOC測定値から経験的に予測できるモデル式を作成した。さらに、湖水中の分子サイズ別DOC濃度と分解速度定数予測値の月々変動から、分子サイズ別にDOCの生産フラックスと総分解フラックス(=生産フラックス+正味分解フラックス)を計算する手法を考案した。

著者関連情報
© 2023 日本地球化学会
前の記事 次の記事
feedback
Top