主催: 日本地球化学会年会要旨集
会議名: 2023年度日本地球化学会第70回年会講演要旨集
回次: 70
開催日: 2023/09/14 - 2023/09/24
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淡水生堆積物のMn/Feは、古環境の酸化還元指標としてしばしば用いられる。産総研が発行している地球化学図では、国内3000ヶ所以上の河川堆積物のデータが用いられており、Mn/Feの平均値は、48 μmol/molである。これと比較して、野尻湖と琵琶湖の湖心では例外的に高いMn/Fe (>200 μmol/mol) が認められた。この濃集の原因として、欧州のグループが提唱した“Geochemical focusing”というプロセスが挙げられるが、現状のモデルは定性的であり、focusingの発生条件は不明な点が多い。本研究では、長野県北部に位置する野尻湖と木崎湖を比較し、Geochemical focusingの発生条件を制約することを目的に、(1) 湖水・堆積物調査、(2) マイクロビーム蛍光X線および電子顕微鏡分析、(3) 生元素の動態シミュレーションを実施した。