日本地球化学会年会要旨集
2023年度日本地球化学会第70回年会講演要旨集
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G3 海洋の地球化学
河川-海洋系におけるルビジウム安定同位体分別
*小長谷 莉未平山 剛大伊地知 雄太坪井 寛行板井 啓明高橋 嘉夫
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p. 58-

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抄録

原子番号 37のルビジウム(Rb)は、イオン半径の大きなアルカリ金属元素であり、85Rb (72.17 %) と87Rb (27.83 %)という2つの同位体を持っている。87Rb/85Rb 同位体比の測定は、過去10年間で改善が進み、0.2 - 0.5‰の誤差での測定が可能となった。また、Rbが層状ケイ酸塩の層間で内圏錯体を形成して吸着され、その際にRb安定同位体分別が起こることが示唆されている。この層状ケイ酸塩の吸着において同位体分別を引き起こすという特徴は、地質学的プロセスの解明に応用可能であると考えられる。したがって、Rb安定同位体が水-岩石反応の新しい指標として応用できる可能性を示唆している。そこで本研究では、これらの分析化学検討を進めると共に、河川-海洋系でのRb安定同位体比の分別を調べるための研究を行った。

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