日本地球化学会年会要旨集
2024年度日本地球化学会第71回年会講演要旨集
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G6 宇宙化学:ダストから惑星、生命へ
含水Mgリン酸塩の低圧条件での脱水実験:小惑星ベヌー・リュウグウの熱史推定へ向けて
*松本 有香子橘 省吾
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p. 152-

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抄録

はやぶさ2,OSIRIS-RExが持ち帰ったリュウグウ,ベヌーのサンプル中に含まれるMgリン酸塩は,それぞれの母天体での水質変成とその後の加熱脱水過程を記録している可能性がある.Mgリン酸塩の含水度から始原的小惑星の熱史を推定するには低圧でのMgリン酸塩の脱水挙動を調べる必要がある.本研究では,低圧条件におけるMgHPO4·3H2O(Newberyite)の脱水実験をおこなった.加熱によって試料からH2Oが放出され,その脱水速度は温度に応じたある脱水度に達すると急激に低下した.この結果は,リターンサンプル中のMgリン酸塩の含水量から,それが経験した温度を制約できる可能性を示唆する.

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