主催: 日本地球化学会年会要旨集
会議名: 2024年度日本地球化学会第71回年会講演要旨集
回次: 71
開催日: 2024/09/18 - 2024/09/20
p. 171-
近年、人為的な環境改変により、地球温暖化や海洋酸性化、環境汚染といった環境変動が急激に進行している。このような地球環境下で持続可能な生態系サービスの利用や環境保全を遂行していくためには、環境情報や生物の生態情報の蓄積により環境変動を過去から現在へシームレスに理解し、生物への環境影響を評価していくことが重要である。そこで、生物源炭酸塩の同位体プロキシを用いて生物の石灰化プロセスを明らかにすることにより、生物に気候変動が及ぼす影響評価や、炭素循環など地球表層環境の物質循環理解へ貢献できる。本発表では、温度・pH制御下で飼育した海洋生物の炭酸塩殻を用い、クランプトアイソトープや放射性炭素同位体と炭素酸素安定同位体比を融合したアプローチにより、炭酸塩形成における素過程の解読を試みた成果について紹介する。