日本地球化学会年会要旨集
2024年度日本地球化学会第71回年会講演要旨集
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S4 工学や農学と地球化学の接点
持続可能な社会構築を目指す分離工学研究からみた地球化学への期待
*所 千晴
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p. 269-

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抄録

カーボンニュートラルと共にサーキュラーエコノミーに対する関心が高まっている.サーキュラーエコノミーの本質は,長寿命化,小型化,集約化,高機能化,多機能化といった機能の向上を,省資源,省エネルギーに達成する「資源効率の向上」を経済的に実施することである.そのためには,1次資源,2次資源によらず,純度の高い素材を創り出すために不純物制御が必要となり,筆者らはそのための分離工学研究を実施している.高効率な分離を達成するためには,熱,圧力等の変化をもたらす様々な外力下での反応速度制御など,固気液界面での微量元素の収着現象を含む種々の反応の高度な制御が必要となる.一般に時間スケールは大きく異なるものの,そのような分離現象は地球化学で理解が進んでいる様々なの反応を加速過程であるととらえることもでき,地球化学から得られる知見が革新的な分離技術プロセスの創出につながることが期待される.

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