日本地球化学会年会要旨集
2024年度日本地球化学会第71回年会講演要旨集
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G3 海洋の地球化学
海水中のCs-137及びSr-90を用いた日本近海における東京電力福島第一原子力発電所事故の影響評価手法の検討
*神林 翔太稲富 直彦城谷 勇陛杉原 奈央子
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p. 47-

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抄録

東京電力福島第一原子力発電所(以下、東電福島第一原発という)事故によって海洋に放出された放射性核種は、福島周辺海域を中心に北太平洋等に広く拡散した。昨今環境中で見いだされるCs-134は東電福島第一原発事故に起因するものであることから、Cs-134の有無により同事故の影響評価を行うことが多い。しかし、近年はCs-134が検出されないことも多く、Cs-134を用いた影響評価が困難になっている。本研究では、Cs-134を用いずに東電福島第一原発事故の影響評価を行う手法を検討した。

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