主催: 日本地球化学会年会要旨集
会議名: 2024年度日本地球化学会第71回年会講演要旨集
回次: 71
開催日: 2024/09/18 - 2024/09/20
p. 70-
東電福島第一原発の事故によって環境中に放射性物質が放出された.海域にも影響が及んだことから、(公財)海洋生物環境研究所では事業を受託し、事故直後から海域の放射能モニタリングを実施してきた.本発表では、事故後の福島周辺海域におけるCs-137及びH-3濃度の推移について、最新のモニタリング結果を用いて報告する.事故から13年が経過し、モニタリングの結果、海水中のCs-137およびH-3濃度は、沖合海域では概ね事故前レベルまで低下した。ALPS処理水の放出時期は、近傍海域においてH-3濃度の上昇がみられたが、影響は限定的であった。沖合海域で採取した表層海底土(0-3 cm)については測点ごとに濃度が大きく異なり、減衰係数は多くの測点で含水率と負の相関が認められた。