日本地球化学会年会要旨集
2025年度日本地球化学会第72回年会講演要旨集
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G5 古気候・古環境解析
一次生産量の変遷から見た諏訪湖周辺の古環境変遷の推定
*松本 拓也浦井 暖史公文 富士夫葉田野 希
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p. 110-

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抄録

本研究では、諏訪湖の湖底堆積物の炭素・窒素安定同位体比を用いて、湖における気候変動および人為的影響に対する植物プラクトンの応答を解明した。諏訪湖は御神渡りに代表される湖面氷結が遅延、消失している事に加え、富栄養湖であるという特徴から、全球的な気候変動および人為的影響に対して敏感な指標となり得る。また、湖水堆積物は海洋堆積物に比べてリザーバー効果もほとんどなく、直接的に大気の環境状態を記録することが出来る媒体として有用である。これらの観点から、一次生産量の変遷を把握することは、湖内における人為的影響による栄養塩動態の評価のみならず、全球的な気候変動予測にも寄与すると考えられる。本発表では炭素・窒素循環の観点から湖底堆積物を対象とした一次生産の変遷を解析した結果について報告する。

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