主催: 日本地球化学会年会要旨集
会議名: 2025年度日本地球化学会第72回年会講演要旨集
回次: 72
開催日: 2025/09/07 - 2025/09/19
p. 152-
本研究では、隕石母天体内部環境を模擬した系と星間氷を模擬した系を用いて、それぞれの系で生成したアミノ酸前駆体を含む複雑有機物のキャラクタリゼーションを行った。隕石母天体内部環境を模擬した系については、出発物質(ホルムアルデヒド、アンモニア、メタノール、水の混合物)をガラス管に真空封管し、これに対して26Alなどの放射性核種の崩壊を模擬したγ線照射(60Co線源,東京科学大学)および加熱(150 ℃, 24~168 h)を行った。星間氷を模擬した系については、最小質量円盤モデルにおける飽和蒸気圧曲線の計算で有機物のスノーラインを推定し、これに基づいて決定した出発物質(ホルムアルデヒド、アンモニア、メタノール、水の混合物)をガラス管に真空封管後、液体窒素浴中で凍結し、これに対して宇宙線を模擬した重粒子線照射(HIMAC)を行った。