日本地球化学会年会要旨集
2025年度日本地球化学会第72回年会講演要旨集
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G8 地球深部から表層にわたる元素移動と地球の化学進化
炭化水素ガスの同位体組成から推定した八丁原地熱ガスの被熱温度
*近谷 優毅井尻 暁松井 洋平石橋 純一郎
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p. 184-

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抄録

地化学探査では,温泉水や噴気ガスなどを分析することで地下情報を推定する.なかでも炭化水素ガスは,地下の熱環境やガス生成の反応履歴を推定する上で有効な指標となる.本研究では八丁原地熱発電所の地熱井および発電所周囲の噴気ガス中に含まれる炭化水素ガス・二酸化炭素を分析することで八丁原地熱地帯の温度情報を推定することを目的とした.結果より,地熱井と周囲の炭化水素ガスは同じ起源であり、熱分解起源である可能性が高い.δ13C-C2H6,δ13C-C3H8から推定した前駆体有機物のビトリナイト反射率およびEASY%Roモデルにより、被熱温度は220〜250 °Cと見積もられた。CO2-CH4の同位体交換反応による見かけ平衡温度では平均397 °Cを示した.今後は,メタンクランプトアイソトープ温度指標を用いてメタンの生成温度の推定を行う予定である.

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