日本地球化学会年会要旨集
2025年度日本地球化学会第72回年会講演要旨集
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G10 地球化学全般
名古屋大学宇宙地球環境研究所が目指す超学際ネットワーク形成と地球化学
*森 康則南 雅代塩川 和夫
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p. 241-

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抄録

文部科学省による「共同利用・共同研究システム形成事業 ~学際領域展開ハブ形成プログラム~」は、従来の研究機関・研究者コミュニティ・研究分野を超えた共同研究の発展や学際研究領域への展開を加速し、新たな学際研究に参画する機会を図ることを目的としたもので、2023~2024年度に東北大学金属材料研究所をはじめ、全国10の大学・研究機関が採択されている。 2024年度、名古屋大学宇宙地球環境研究所(ISEE)を中核機関とした「宇宙地球環境科学と歴史学・考古学を結ぶ超学際ネットワーク形成」が、本事業に採択された。本事業では、宇宙地球環境科学と歴史学・考古学を融合する新しい超学際ネットワークを創成し、激甚太陽嵐の現代文明への影響の評価やより正確な年代決定による歴史学・考古学の新展開を目的としている。事業期間(最長10年)の間に、宇宙に拡大する持続的な発展型社会の形成と次世代人材育成への貢献を目指している。 本事業を推進するにあたって、ISEEは「超学際ネットワーク形成推進室」(TranSEHA 南 雅代 室長)を立ち上げた。国立歴史民俗博物館、山形大学高感度加速器質量分析センター、九州大学アジア埋蔵文化財研究センター、情報・システム研究機構データサイエンス共同利用基盤施設、名古屋大学デジタル人文社会科学研究推進センターの参画機関のほか、これら以外の研究機関、研究者らとのさらなる連携も進めている。また、2025年度には、学内外の15件の超学際ネットワーク形成研究課題を採択し、国内外においてこれらの取組が精力的に進められている。 これまでにTranSEHAでは、キックオフ研究会(2025年2月 ISEE)、JpGU提案セッション(2025年5月 幕張)、若手セミナー(2025年7月 ISEE)といった、学際的ネットワーク形成に資する企画を開催してきた。2025年度はISEE内の既存組織である融合研究戦略室と連携した合同ワークショップ等の開催を通じて、引き続きネットワーキングや融合研究の推進を図っていく予定である。 本講演ではTranSEHAの進捗と、地球化学を含めた将来的な融合研究の方向性について共有することにより、超学際ネットワークの形成と推進に貢献する。

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