日本地球化学会年会要旨集
2025年度日本地球化学会第72回年会講演要旨集
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S2 工学や農学と地球化学の接点
ケイ酸質カリ質鉱物肥料の物質科学
*大藤 弘明
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p. 261-

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抄録

石炭灰を原料に造られるケイ酸質カリ質鉱物肥料は,水田土壌中にSiとKを長期に渡り供給する水稲用の緩効性肥料である.本研究では,その物質学的特徴を詳しく調べ,同肥料が石炭灰由来のガラス粒子を置換して生成したカリオフィライト(KAlSiO4)とその粒間を埋めるオケルマナイト(Ca2MgSi2O7)より構成され,固相反応によって鉱物生成が行われることを明らかにした.また,土壌中での化学成分の溶出は,オケルマナイトから始まりその溶出速度は速く,カリオフィライトからのK,Al,Siの溶出は比較的穏やかで長期に渡って継続することが分かった.

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