日本地球化学会年会要旨集
2025年度日本地球化学会第72回年会講演要旨集
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G3 海洋の地球化学
海洋環境の食物連鎖解明に向けたMg同位体分析法の検討
*八木 優貴深見 雄介大野 剛
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p. 55-

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抄録

生物中の筋肉や骨に豊富に存在しており、生物に必須な元素であるMgは質量数24,25,26の3つの同位体が存在する。陸上環境における生物中のδ²⁶Mgは、捕食されるごとに増加し、食物連鎖の上位の位置に存在する生物になるほどδ²⁶Mgの値が大きくなり、Mg同位体分別と栄養段階の関係が報告されている(Martin, Jeremy E et.al (2014))。しかし、海洋環境における生物中のδ²⁶Mgは、捕食されるごとに減少し、食物連鎖の上位の位置に存在する生物になるほどδ²⁶Mgの値が小さくなり、Mg同位体分別と栄養段階の関係が報告されている。(永井 修士論文 (2018)) 陸上環境と海洋環境ではMg同位体比の変動は異なっており、海洋環境のMg同位体による食物連鎖の研究はあまり行われていない。そのため本研究では、魚介類中のMg同位体比の変動を明らかにし、食物連鎖関係を解明する指標となるか明らかにするため研究を行った。

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