日本地球化学会年会要旨集
2025年度日本地球化学会第72回年会講演要旨集
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G4 初期地球から現在までの生命圏の地球化学
光照射を伴う有機合成反応における炭素同位体効果
*渡邉 小桜上田 修裕深海 雄介大野 剛
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p. 80-

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抄録

安定炭素同位体比(¹³C/¹²C)は、地球化学や環境化学において有機化合物の由来や変成過程を解明する手がかりとして広く利用されている。従来の同位体分別は主に質量差に基づくと考えられてきたが、核スピンを有する同位体が特定の反応過程において異なる挙動を示す磁気同位体効果(Magnetic Isotope Effect, MIE)の存在も報告されており、特にラジカル中間体を経由する有機反応において顕著になることが知られている。本研究では、光誘起反応などを含む有機合成反応をモデル系とし、炭素同位体の質量・磁気的性質に由来する分別挙動を明らかにすることを目的とした。これは、自然環境中の有機合成反応における同位体分別の理解につながることが期待できる。

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