日本地球化学会年会要旨集
2025年度日本地球化学会第72回年会講演要旨集
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G5 古気候・古環境解析
浮遊性有孔虫の骨格密度からみた過去360万年にわたる北大西洋深層水の炭酸塩変動
武田 沙蘭岩崎 晋弥木元 克典堀内 里香*原田 尚美国際深海科学掘削計画 395科学チーム
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p. 88-

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抄録

本研究では、海底堆積物を用いて300万年を越す時代まで過去に遡って海洋環境を把握し、浮遊性有孔虫骨格に記録された炭酸塩の変動を復元することによって海洋の炭素貯蔵庫としての役割の理解を目指す。研究対象は、北大西洋アイスランド沖の海域で、約300万年前から約250万年前にかけて殻密度が明確に増加していた。このことから、この時代には北半球の寒冷化の進行と深層水形成の増加が示唆される。さらに、約270万年前ごろに形態的変化と殻サイズの増加が見られた。これは氷山の流出による表層水への栄養塩供給増加による基礎生産の増加や、AMOCの変動などの応答を反映している可能性がある。

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