地質学雑誌
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日本地質学会第113年学術大会 2006年 高知 見学旅行案内書
四国中央部の中央構造線活断層帯の地形・地質・地下構造
岡田 篤正杉戸 信彦
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2006 年 112 巻 Supplement 号 p. S117-S136

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抄録
中央構造線活断層帯は日本列島で最長の活断層であり,変位地形の規模も大きく明瞭である.断層露頭も見事である.1995年兵庫県南部地震(M7.3)の発生以降も,多くの調査機関や大学(研究者)が各種の活断層調査を実施してきた.とくに,ボーリング・反射法地震探査・トレンチ掘削調査などが各所で行われ,中央構造線活断層帯の性質・活動履歴・地下構造などもかなり詳しく判明してきた.こうした成果に基づいて,地震調査委員会(2003)から長期評価も公表された.四国中央部における中央構造線活断層帯の代表的な活断層地形や断層露頭などを見学するとともに,地下構造調査の成果も紹介し,活断層に関する総合的な考察を行い,残された課題や問題点などについて検討する.
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© 2006 日本地質学会
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