産業技術総合研究所地質調査総合センター
新潟大学災害・復興科学研究所
2018 年 124 巻 5 号 p. 347-359
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2016年熊本地震で甚大な建物被害が生じた益城町市街地付近の地下の地質層序,地層の分布形態を知るために,掘削調査で得られたコア試料等にみられる火山性堆積物の層相および層序を検討した.その結果,被害が大きかった台地縁辺斜面下半部の地下には,他地域に比べて阿蘇-4火砕流堆積物が厚く分布すること,そして表層には,地下水で飽和し,粘土化したラハール堆積物が分布することが明らかになった.
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