日本老年医学会雑誌
Print ISSN : 0300-9173
第48回日本老年医学会学術集会記録〈若手企画シンポジウムII:基礎系テーマ:アンチエイジングの最前線〉
5.代謝シフトによる細胞老化制御
近藤 祥司
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2007 年 44 巻 2 号 p. 198-200

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抄録
解糖系代謝亢進は,多くの癌細胞で観察される特性(ワールブルグ効果)である.最近,我々は,解糖系代謝亢進により,酸化ストレスが軽減し,細胞老化が抑止されることを報告した.解糖系阻害により細胞老化促進することも判明した.ヒトやマウスの細胞老化の過程では解糖系代謝が減弱する.さらに癌抑制遺伝子p53は解糖系酵素ホスホグリセリン酸ムターゼ(PGM)のタンパク量を転写後制御することも判明した.本稿では,老化と酸化ストレスの観点より,ワールブルグ効果の知られざる側面について概説する.
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© 2007 一般社団法人 日本老年医学会
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