日本老年医学会雑誌
Print ISSN : 0300-9173
〔日本学術会議主催 日本老年医学会共催シンポジウム〕 超高齢社会に求められる高齢者医療の担い手の育成:教育体制整備へのアクションプラン策定に向けて
1.老年医学教育に期待することについて 行政の立場から
山口 久美子
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2018 年 55 巻 2 号 p. 215-221

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抄録

平成13年に策定された医学教育モデル・コア・カリキュラムは,「多様なニーズに対応できる医師の養成」をキャッチフレーズとし,平成29年3月に6年ぶり3回目の改訂が行われた.社会の変遷への対応,卒前・卒後の一貫性,医学・歯学における基本的な資質・能力の共有が基本的理念である.新たな項目「老化と高齢者の特徴」が設けられ,診療参加型臨床実習,および,地域医療教育についても重点化されることが望まれている.

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© 2018 一般社団法人 日本老年医学会
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