抄録
少子高齢化により国内市場の縮小が進む日本企業にとって, 長期的な人口増加が見込まれるサブサハラアフリカへの進出戦略を検討することは今後より一層重要になると考えられる.本稿ではナイジェリアを中心とした西アフリカに直接輸出をしている日本企業担当者に半構造化インタビューを実施した.その分析結果から,今回インタビューした日本企業の共通事項として,現地での販売実績があるパートナーを選定し,現地情報に精通した現地従業員を積極的に雇用していることが確認された.この2点は進出リスクが高いサブサハラアフリカへの直接輸出において重要かつ不可欠な可能性が示唆された.