尿酸
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低尿酸血症の一例における尿酸排泄障害の検討
久留 一郎宮本 二郎長谷川 純一小竹 寛古瀬 倶之真柴 裕人
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1986 年 10 巻 1 号 p. 22-26

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抄録
症例は22歳男性で,持続性の低尿酸血症(1.1-1.7mg/dl)を主訴として入院した.尿酸代謝の検討から,尿酸クリアランスは,26.9-35.5ml/minと著明に亢進しており,腎性低尿酸血症が疑われた.ピラジナマイド抑制試験に無反応であり,ベンズブロマロン試験に正常反応を示したことから,分泌前再吸収障害型腎性低尿酸血症と診断した.イノシン負荷により尿酸排泄量の増加を認め,oxidase活性の低下による可能性は否定した.また姉の血清尿酸値も1.7mg/dlと低値であり,家族性が推定された.
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© 一般社団法人 日本痛風・核酸代謝学会
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