日本草地学会誌
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暖地型1年生飼料作物の混播に関する研究 : 第1報 混播草種および混播割合の違いが収量におよぼす影響
名田 陽一
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1974 年 20 巻 3 号 p. 113-118

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抄録
ヒエ,シュクビエ,ローズグラス,カラードギニアグラスを組み合せて,各2草種の混播を行い,収量,個体数の変化を調査した。1.単播区の合計生草収量はシュクビエ,ローズグラス,ヒエ,カラードギニアグラスの順に高かった。2.2草種を混播すると合計収量は多くの場合,各草種の単播区の収量の中間となった。3.刈取時期別の収量の変動は草種によって異なるが,混播により,ある程度その変動が平準化された。4.本試験での競合の主たる要因は,初期生長,草丈,再生にあると考えられる。
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© 1974 著者
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