日本草地学会誌
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クズの群落構造に関する研究 : 第4報 根群の発達程度の異なる発根節や株の分布様式
津川 兵衛佳山 良正
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1978 年 23 巻 4 号 p. 307-311

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抄録
クズ群落の維持機構を明らかにするために,よく発達した自然群落における発根節や株の分布様式を調べた。本調査に供した区画では最高R-VIIの根群をもつ株が存在した。根群の階級の高い発根節や株ほど個数は減少した。R-IあるいはR-IIの根群をもつ発根節,R-IIIの根群をもつ発根節・株はいずれも小集団よりなる集中分布を示した。それらの単位集団の大きさは400/256m^2以下であった。R-IVあるいはR-V以上の根群をもつ株は機会ないし一様分布を示した。
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© 1978 著者
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