抄録
密植栽培したソルガムをフレール型収穫機で調製した場合のサイレージ発酵品質を従来の体系と比較した。収穫・調製法は,フレール型収穫機を用いたダイレクト調製区,予乾区および予乾促進区の3処理とし,ディスクモアで刈取り,カッテングロールベーラで梱包する慣行区と比較した。その結果,予乾時のサイレージ原料草の水分含量は,予乾促進区で最も低く,予乾区も慣行区より低い傾向であった。ベール密度は,処理間に大きな差は認められなかった。フレール型収穫機で調製したサイレージは,慣行区と比較していずれもpHが低く,乳酸含量が高かった。以上の結果から,密植栽培したソルガムをフレール型収穫機で収穫・調製すると,従来の体系と比較して乳酸発酵が促進された良質サイレージが調製できることが明らかとなった。