抄録
糞上移植法の省力性を評価するために,糞上移植法と通常移植法の両方法によりシバ苗50株を移植し,作業効率と作業姿勢を比較した。シバ苗の定着率に移植法の違いによる差はみられなかったが,作業時間は糞上移植法が明らかに短かったため,作業効率は糞上移植法で6.1株/分と,通常移植法の3.5株/分に比べて明らかに高くなった。またOvako式作業姿勢分析システム(OWAS)による作業姿勢評価では,通常移植法では作業中における12.1%の姿勢が,すぐに改善する必要があることを意味するAC3とAC4に分類されたが,糞上移植法では,2.2%と有意に低かった。以上の結果から,糞上移植法は通常移植法に比べ,作業効率が高く,作業負担が低い極めて省力的な移植方法であると評価された。