抄録
東北地域をはじめとする飼料用トウモロコシの1年1作地域におけるヒルガオの秋耕による防除策を検討した。前年の秋耕として10月1回耕うんあるいは11月1回耕うんと慣行の播種後のアトラジン+メトラクロール剤の土壌処理で収穫日にヒルガオは残存するものの収量減は認められなかった。また,前年の2回の秋耕として10月2回耕うんあるいは10月,11月2回耕うんと同剤の処理でヒルガオはほぼ消滅し,収量への影響も殆ど無くなくなった。秋耕のヒルガオの制御の効果は要防除期間の終わりにあたる6月中旬に,地上部では発生数,面積あたり地上部重,個体あたり地上部重の減少,地下部では個体あたり根茎重の減少として示された。秋耕は慣行の除草剤利用による化学的雑草防除の効果を補完した。