日本草地学会誌
Online ISSN : 2188-6555
Print ISSN : 0447-5933
ISSN-L : 0447-5933
研究報告
麦立毛間水稲直播技術を活用した温暖地飼料イネと飼料コムギ二毛作体系の最適化
川原田 直也中西 幸峰出岡 裕哉田畑 茂樹中山 幸則大西 順平
著者情報
ジャーナル オープンアクセス

2017 年 63 巻 1 号 p. 1-8

詳細
抄録

飼料イネと飼料コムギを組み合せた二毛作において,麦立毛間への不耕起V溝直播機を用いた飼料イネ播種による麦立毛間体系について適正な作業条件を明らかにし,実証試験により作業時間を慣行移植体系と比較した。麦立毛間体系では,麦踏みを1回実施し,2月中旬以降から飼料コムギ止葉抽出始期までに飼料イネ播種を実施することで,飼料イネ苗立ち数が向上し,飼料コムギの減収を最小限に留め,飼料イネと飼料コムギ合計乾物収量を確保することができた。また,麦立毛間体系を慣行移植体系と比較した結果,作業が競合する5-6月のha当たり延作業時間は前者で28.7時間であるのに対して,後者で5.9時間となり,麦立毛間体系の導入が大幅な作業時間の削減につながること,および合計全刈り乾物収量は24.7t/haとなり,麦立毛間体系でも慣行体系と同等の収量が得られることが示された。

著者関連情報
© 2017 日本草地学会
次の記事
feedback
Top