飼料用米の乾燥調製および保管流通経費の削減を目的として,生籾米を脱ぷ後,玄米を乾燥した乾燥玄米を常温条件下で通年保管するための保管容器および保管場所の検討を行った。その結果,常温倉庫内でポリプロピレン製の外袋のみで玄米を保管すると貯穀害虫が容器内で増殖し,その食害により,乾物中のCPおよびEEの含量が低下したが,同一条件で保管した籾米では貯穀害虫は増殖しなかった。一方,外袋に厚さ0.15mmのポリエチレン製の内袋を組合せて,玄米を保管すると常温倉庫内および野外のいずれにおいても貯穀害虫による食害はなく,保管開始時からの水分,乾物重,飼料成分値,栄養価は変動しなかった。以上の結果より,外袋に内袋を組合せて保管することで,常温倉庫内および野外のいずれにおいても,玄米の通年保管が可能であることが明らかとなった。