2021 年 67 巻 3 号 p. 157-163
根釧地域において,冬季の土壌凍結とガレガ(Galega orientalis Lam.)の越冬後の生育との関係を明らかにするため,単播・条播条件(試験1)およびチモシー(Phleum pretense L.)との混播・散播条件(試験2)において,人工的に積雪を除いて土壌凍結を促進させた凍結区と自然積雪条件の対照区を設け,越冬後のガレガの生育に与える影響を検討した。両処理区とも最大土壌凍結深が3 cm以上まで進行した試験1の2016年では,両処理区とも極めて低収となった。また,対照区と凍結区の土壌凍結深に約10 cmの差が発生した2017年では,両試験の凍結区で越冬後から1番草までのガレガの生育に停滞が認められた。このことから,凍害が越冬後のガレガの生育阻害要因となっている可能性が高い。