地理学評論
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Cordillera Real (Bolivia) 山地における最終氷期以後の氷河の消長とその意義
野上 道男
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1970 年 43 巻 6 号 p. 338-346

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抄録
Cordillera Real を刻む10本の谷についてrecessional moraineを中心とする氷河地形の調査を行ない氷河の消長について考察を加えた.氷河最拡大期 (Mm) 後現在までの間に形成されたrecessional moraineは6群に分けられるが,各群(古い方からM1~M6)はどの谷においてもそれぞれ個有の数のモレーン列よりなる.またモレーン間の距離の連比をとると,各谷ともほぼ一定の値となることがわかった.すなわち氷河は各谷で同じリズムで,同じ波形で伸縮を繰返して来たと結論される.これはより広域にわたって見られるはずの気候変化の反映であると見てよい.
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