主催: 宝石学会(日本)
真珠科学研究所
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真珠の干渉色は、光が真珠層内で反射あるいは透過することで見える。これは真珠層が幾重にも積み重なった炭酸カルシウムの結晶が多重薄膜構造を構築しているからである。しかし中には真珠層構造をしているにも関わらず、干渉色を起こさないものがある。今回は以下の真珠や貝殻の事例について、発現しないメカニズムを構造面から調べた。 _丸1_イケチョウガイ貝殻内面の腹側に見られる白濁した部分 _丸2_オーロラビューアーで干渉色が観察されるホワイト系クロチョウ真珠 _丸3_アコヤ真珠に現れた帯状の白濁部