宝石学会(日本)講演会要旨
平成24年度 宝石学会(日本)講演論文要旨
会議情報

平成24年度 宝石学会(日本)講演論文要旨
赤色系のスピネルの産地ごとの特徴について
*中島 彩乃古屋 正貴
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 3-

詳細
抄録

スピネルは、近年市場での人気が高い。そしてその傾向は高まる方向にある。これはコランダムにおいては外見向上のため各種の処理を施される傾向が強い近年にあって、スピネルはコランダムと類する美しさを備えながらほとんど処理が施されないためであり、またコランダムに比べて産出量が少なく、稀少性が高いためと考えられる。
スピネルは色々な色相があるが、やはり人気が高い色はピンク~レッドの赤色系である。近年のピンク~レッドの赤色系のスピネルの産出を見ていくと、現在では様々な産地が知られている。以前から知られていたミャンマーやスリランカなどの産地に加え、1980年代には現タジキスタンのパミール高原が加わり、1990年代になるとタンザニアのTundulu、ベトナムのYen Bai地方、マダガスカルのIlakakaが加わり、さらに2000年代になるとタンザニアのMorogoro地方でもスピネルの発見があった。
これらの産地ごとの赤色系スピネルの産状をまとめ、その分光スペクトルの観点から代表的な色相やその成分構成およびその他の各種宝石学的な特徴を分析する。

著者関連情報
© 2012 宝石学会(日本)
前の記事 次の記事
feedback
Top