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今日のジュエリー市場では、調色や着色処理を施していない真珠であることを謳って“無調色”、 “ナチュラルブルー”など名称を冠して販売されるのをよく目にする。一方、通常見られないような色に着色処理を施した真珠はが、“ラベンダー”、 “ピスタチオ”、 “ショコラ ”等の名称で販売され、消費者にとってはこれまでにない色を楽しむという選択肢が広がったと言える。
しかし、染料を用いての着色は、処理によって得られた効果が恒久的ではない可能性がある。汗、摩擦、光、熱などは真珠に褪色や光沢低下などをもたらす主な要因と考えられる。特に紫外線は日常生活中において常にさらされる頻度の高いリスクファクターである。そこで市場に一般的にみられる様々な色の真珠に耐光検査を行い、紫外線に対する真珠の色の耐久性および外観の変化を検証した。