宝石学会(日本)講演会要旨
2025年度 宝石学会(日本)講演論文要旨
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2025年度 宝石学会(日本) 一般講演要旨
トラピッチルビーの結晶成長過程についての考察
*高橋 泰渥美 俊哉山中 淳二有元 圭介山本 千綾篠塚 郷貴河村 隆之介安保 拓真
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p. 5

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抄録

トラピッチ構造を持つ結晶は Nassau and Jackson(1970)で報告されたエメラルドを初め、近年ではサファイア、ルビー、トルマリンなど様々な鉱物で報告されている。今回分析の対象としたミャンマー産のトラピッチルビーは、6本の歯車状の外観を示す「歯車タイプ」と中心から6本のデンドリティック・アームが伸びた「アームタイプ」の2種類に分けられる。(図1)。一方、少数であるが、中間タイプ(図2)も見つかった。この産地の試料について薄片を作成し、断面について、 X 線回折による分析、蛍光 X 線分析、ラマン分光マッピング、TEM 観察を行った。しかし、デンドリティック・アーム部分は多結晶体であり、 Nassau and Jackson(1970)で提唱されている“母結晶のコアの結晶方位を引き継いだデンドリティック・アームが先行成長する”という成長モデルでは説明が困難である。そこで成長モデルとして「歯車タイプ」から「アームタイプ」へと移行するという仮想モデルを立て分析結果を検証した。

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