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メレダイヤモンドとは、小さなサイズのダイヤモンドを指し、ジュエリーや時計の装飾に広く用いられている。これまでに、天然メレダイヤモンド中に合成メレダイヤモンドが混入した事例(Balov and Johnson, 2016)が報告されているほか、合成メレダイヤモンド中に天然メレダイヤモンドが混在するケースにもしばしば遭遇する (Poon et al., 2016; Persaud et al., 2018)。メレダイヤモンドはサイズが小さいため取り扱いが難しく、内部特徴の観察も困難であり、分光測定においてノイズの影響を受けやすい。そのため、大量かつ小さなメレダイヤモンドの検査は、比較的大きなサイズのダイヤモンドと比べて難しい場合が多い。
一般的に、 HPHT 合成ダイヤモンドは紫外線照射後に燐光を示すことが知られており、この特性を利用したスクリーニング装置も実用化されている。しかし、照射処理によりこの燐光が抑制されることも知られている(Robinson 2018; Eaton-Magaña et al., 2024)。
本発表では、大量の天然メレダイヤモンドの中から長波および短波紫外線照射後に燐光を示さない、照射処理が施されたと考えられる無色の HPHT 合成メレダイヤモンドが検出された事例について、その特徴および分析結果を報告する。