主催: 日本歯科理工学会
塩酸溶液配合チタンイオンを培地で希釈しマクロファージ様細胞RAW264の細胞生存率に検討を加えた。培地への希釈率を500倍以上にするとpHを7以上にすることができ、肉眼で観察できる沈殿物は生じなかった。マクロファージ様細胞RAW264は20%塩酸1000倍希釈液で細胞生存率は70%に低下し、20%塩酸溶液配合チタンイオン(1000ppm)1000倍希釈液では細胞生存率は55%に低下した。チタンイオンは錯体を形成し、細胞による貪食が細胞生存率を低下させたと考えられた。