日本歯科理工学会学術講演会要旨集
平成17年度秋期第46回日本歯科理工学会学術講演会
セッションID: P-46
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一般講演
チタンイオンがマクロファージ様細胞RAW264の細胞生存率に及ぼす影響評価
*平 雅之佐々木 かおり齋藤 設雄根津 尚史荒木 吉馬成島 尚之
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抄録

塩酸溶液配合チタンイオンを培地で希釈しマクロファージ様細胞RAW264の細胞生存率に検討を加えた。培地への希釈率を500倍以上にするとpHを7以上にすることができ、肉眼で観察できる沈殿物は生じなかった。マクロファージ様細胞RAW264は20%塩酸1000倍希釈液で細胞生存率は70%に低下し、20%塩酸溶液配合チタンイオン(1000ppm)1000倍希釈液では細胞生存率は55%に低下した。チタンイオンは錯体を形成し、細胞による貪食が細胞生存率を低下させたと考えられた。

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© 2005 日本歯科理工学会
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