抄録
低粘度型コンポジットレジン(以後, FCR)が, 1990年代アメリカで登場, 最近わが国でも少しづつ臨床に使用されだしたが, このタイプの物性に関する報告は僅かである1). コンポジットレジンやグラスアイオノマーのような脆性材料の物性の一評価法として, われわれは曲げ強さや曲げ弾性率を測定してきた2). 本研究では, FCRの物性をまず評価する目的から曲げ強さや曲げ弾性率を測定し, 従来型コンポジットレジン(CCR)と比較した.
FCRとFCMの曲げ強さは, 直後と24時間後においてCCRと比較して有意に高い値を示したが, 曲げ弾性率は両方においてCCRと比較して有意に小さな値を示した. FCRとFCMの曲げ強さと曲げ弾性率は, 直後と比較して24時間後に有意に向上した.