抄録
近年、審美性歯科修復材料として光重合型コンポジットレジンが歯科臨床において多く使用されるようになった。しかし、その審美性の飛躍的向上により、集団歯科健診においてコンポジットレジンを使って修復されたレジン充填歯の視覚的検出が大変困難になってきた。そこで本研究では、レジン充填歯のレジン部と歯質部の識別を容易にするための基礎研究として、各種光重合型コンポジットレジンとヒト天然歯の可視領域での分光反射率および蛍光スペクトルを測定し比較·検討した。
分光学的測定結果に基づいて撮影条件を特定することにより歯質とレジンを識別できる可能性が示唆された。