日本歯科理工学会学術講演会要旨集
平成14年度秋期第40回日本歯科理工学会学術講演会
会議情報

第1日 一般講演(ポスター発表)
アルジネートハイドロゲルカプセルの物理化学的特性に関する研究
伊原 雅俊, 松本 卓也, 中尾 浩之, 濱田 吉之輔, 高橋 純造
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 35

詳細
抄録
細胞外マトリックスは、細胞の足場として組織を構築する以外に生理活性物質やミネラルの輸送経路としても重要である。この基質内では生理活性物質やミネラルの外部環境変化に応じた局所的な濃度変化が生じている。硬組織の石灰化は、細胞外マトリックスに存在する基質小胞内でカルシウムイオンやリン酸イオンの局所濃度が増加し、リン酸カルシウム結晶の核形成が促進されることから始まると考えられている。この局所濃度勾配をin vitroで達成できれば、生体内での石灰化機構をより詳しく検討できるかもしれない。そこで、本研究では、ハイドロゲルカプセルを人工基質小胞として利用することを目的に、その基礎実験としてアルジネートハイドロゲルカプセル(AGC)を種々の条件で作製し、その物理化学的性質について検討を行った。
本研究結果から、作製条件を変えることにより、種々の物性をもつAGCを作製できることが明らかとなった。また、無機イオン透過性が高いことから、AGC人工基質小胞として利用できる可能性が示唆された。
著者関連情報
© 2002 日本歯科理工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top