日本歯科理工学会学術講演会要旨集
平成14年度秋期第40回日本歯科理工学会学術講演会
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第1日 一般講演(ポスター発表)
焼成インレー
—65∼85%銀、5∼25%銅、10∼30%鉄の合金粉末—
大熊 一夫
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p. 39

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抄録
金属修復物の作製には、模型作製、ワックスアップ、焼却、鋳造など多くの時間を必要とする。そこで、鋳造操作を必要としない金属製インレーの作製を考えた。以前の実験で、銀粘土を電子レンジで加熱焼成後、レーザーにより表層を金合金化やパラジウム合金化することにより、金属製インレーを30分で作製することができた1.2)。また、銀、銅と鉄の純金属粉末の添加率を変化させた合金粉末(図1)を電子レンジで加熱焼成した。結果、銀の粉末70%、銅15%と鉄15%の粉末とメチルエチルケトンを練和して、電子レンジで4分加熱焼成すると、圧縮強さは169MPaとなった(図1の〓)3)。今回は、65∼85%銀、5∼25%銅と10∼30%鉄の6種の合金粉末を作製した。また、この6種の合金粉末に、銀粉末5, 10, 15%の3種を加えた計18種の合金粉末を作製した。合計24種の合金粉末を用いて、電子レンジで加熱焼成後、圧縮試験を行った。実験の結果、“30分で作製する金属製インレー”の可能性見出したので報告する。
(1)合金粉末の種類によって、銀粉末の添加が圧縮強さにおよぼす影響は異なる傾向を示した(図2)。(2)合金粉末No. 2(75%Ag-15%Cu-10%Fe)に銀粉末0, 5, 10%添加とNo. 3(65%Ag-25%Cu-10%Fe)に銀粉末0%添加の粉末1.5gにメチルエチルケトン0.1gとを練和し、電子レンジで4分間加熱焼成した試料の圧縮強さは131∼142MPaとなった(図3)。(3)銀、銅と鉄の各純金属の粉末による電子レンジによる焼成物の圧縮強さは、合金を粉末化したものとそれに銀粉末を添加して電子レンジの焼成物より、大きかった。
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© 2002 日本歯科理工学会
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