徳島大学医学部第2外科教室 徳島大学医学部第2病理学教室
1978 年 18 巻 4 号 p. 349-363
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胸壁合併切除を施行した肺癌35例について臨床病理学的な検索を行ない, 胸壁浸潤型肺癌の特異性, 外科治療上の問題点を検討した. これら肺癌は種々の胸壁進展形態を示し, 胸壁への癌進展の基盤となる胸膜癒着の成立には, 癌浸潤に対する胸膜の増殖性反応の意義が注目された. 手術予後と関連する因子として, 手術根治度, リンパ節転移の拡がり, 胸壁進展形態は関連が深く, 胸壁浸潤度そのものには予後と直接の関連は認められなかった.
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