埼玉県立がんセンター吸呼器内科
1980 年 20 巻 1 号 p. 21-31
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癌性胸膜炎の患者32例についてA.D.R.単独とA.D.RとOK-432の併用による胸腔内局所投与を行いその治療成績を比較検討した.16例に単独投与を行い93.8%に胸水中の異型細胞が陰性化し, 62.5%に胸水が消失した.併用群16例では93.8%に異型細胞が陰性化し, 81.2%に胸水が消失した.単独よりOK432の併用群に異型細胞陰性化までのA.D.Rの総投与量の減少, 投与期間の短縮が認められた.副作用は重篤なものは全く認められなかった.
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