肺癌
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肺癌X線集検の為の間接断層撮影法に関する研究
河野 通雄佐古 正雄坂本 一夫Shusaku Yokogawa高田 佳木大林 加代子平田 勇三西脇 行雄木村 修治辛島 博
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1980 年 20 巻 3 号 p. 243-249

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抄録
我々は肺癌X線集検法の精度を向上せしめる為にミラーカメラを用いた肺癌集検用の間接断層撮影装置を開発し, そのX線像を検討した結果, 良好な像を得た.間接断層撮影は狭角法とし, 集検実施に当っては本装置によって立位の同一体位で, 単純撮影, 胸厚の%を裁断面とした正面の全野20.狭角断層撮影, 及び左側面撮影の計3枚の撮影を行う.一時間に約30名の被検者の撮影が可能であった.被曝線量は3枚で約0.6Rであった.
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© 特定非営利活動法人 日本肺癌学会
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