神戸大学第2外科
神戸大学放射線科
神戸大学病理部
1984 年 24 巻 6 号 p. 713-719
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術後大細胞癌と診断された26例 (10.4%) を対象とした.P-TNM分類1期では5生率58%と比較的良好であったが, III, IV期では予後不良であった.予後と組織学的所見を検討したところ, 腫瘍の発育様式, 巨細胞の出現頻度及び脈管侵襲像の3項目が予後と関連をもつことが判明した.即ち浸潤性発育を認めるもの, 高頻度に巨細胞の出現するもの及び著明な脈管侵襲を認めるものは予後を悪くする因子と考えられた.
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