島田市民病院
島田市民病院呼吸器科
京都大学胸部疾患研究所外科学教室
1986 年 26 巻 4 号 p. 427-432
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才女性, 2年前より咳徽, 喀疾が続くため当科受診.右下葉の拡張所見と支配血管の異常を認め, 右下葉切除術を施行.病理所見は平滑筋の異常増殖と一層の円柱上皮で形成されたクレフトの形成を認め, 右下葉にのみ浸潤したび慢性線維平滑筋腫性過誤腫と診断した.通常, 本症は肺野に多発類円型の腫瘤を形成し, 子宮筋腫を合併することが多い.しかし自験例は, 特異な形態を持ち, 肺の平滑筋腫性病変を分類する上で貴重な一例と考えた.
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