肺癌における腫瘍マーカーとしての血中NSE (neuron specific enolase) の臨床的検討 肺癌患者における血清および血漿NSEの比較

尾関 雄一; 豊増 泰介; 柳 秀憲; 菊地 敬一; 尾形 利郎; 鈴木 節; 永川 俊彦

doi:10.2482/haigan.27.41

肺癌における腫瘍マーカーとしての血中NSE (neuron specific enolase) の臨床的検討

肺癌患者における血清および血漿NSEの比較

尾関雄一, 豊増泰介, 柳秀憲, 菊地敬一, 尾形利郎, 鈴木節, 永川俊彦

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ジャーナルフリー

1987 年 27 巻 1 号 p. 41-46

DOI https://doi.org/10.2482/haigan.27.41

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抄録

肺癌症例, 患者対照, 健常者について, 血漿及び血清中のNSEを測定し比較検討した.また, 肺癌2症例について経時的に血漿NSEを測定し, 臨床経過と比較した.患者対照及び健常者では血清, 血漿NSEとも正常値を示したが, 肺癌ではNSEはEDTA-2Naを用いた血漿で, 血清よりも有意に高値を示した.また, 肺癌の全組織型で高い陽性率を示し, 臨床経過とよく相関して変動し, 肺癌の腫瘍マーカーとしての高い有用性が示唆された.

責任著者(Corresponding author)

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