肺癌
Online ISSN : 1348-9992
Print ISSN : 0386-9628
ISSN-L : 0386-9628
制癌性白金錯体のヒト肺癌細胞に対する抗腫瘍効果に関する研究
2.制癌性白金錯体とetoposideとのin vitroにおける併用効果の検討
米井 敏郎
著者情報
ジャーナル フリー

1991 年 31 巻 2 号 p. 221-227

詳細
抄録

ヒト肺小細胞癌細胞株を用いたコロニー形成法により, 各種制癌性白金錯体とetoposide (ETP) とのinvitroにおける併用効果の検討を行った.cisplatin (CDDP) とETPの併用では相乗効果が認められたが, carboplatinとETPの併用効果はほぼ相加的であった.また254一SとETPの併用では, 低用量の場合には拮抗作用を示したが, 高用量の場合には相乗効果が認められた.

著者関連情報
© 特定非営利活動法人 日本肺癌学会
前の記事 次の記事
feedback
Top