東海大学第1外科
1991 年 31 巻 2 号 p. 229-234
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38例の肺癌所属リンパ節で, 癌細胞攻撃の中心的担い手であるキラーTリンパ球, NK細胞について腫瘍進展に伴う変化を調べた.キラーTリンパ球はN2例では, 転移に拘らず低下し, NO, N1例の転移陰性リンパ節では腫瘍が隣i接臓器に浸潤したり, 核DNAパターンがAneuploid patternを示すと有意に低下し, 腫瘍に対する免疫応答能を推測する一因子として有用と考えられた.これに対してNK細胞活性は種々の悪性度因子間で有意差はみられなかった.
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